書き出し
先般、『G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合』を受けたイベント、『環境広場ほっかいどう2023』がありました。
そちらのイベントで、「空飛ぶクルマ」が2種類展示されておりました。
SkyDrive社の機体と、今回お手伝いしたteTra aviation社の機体。
イベント会場入口に金剛力士像の如く並べられていたので、来場者が受けるインパクトとしては強力なものだったと思います。
後ろに燃料電池自動車も構えていましたし。
「空飛ぶクルマ」って何?
まずは言葉の説明から。
「空飛ぶクルマ」というのが法的な区分があってそう呼称しているという話では(現段階では)ありません。括り的には航空機です。
「空飛ぶクルマ」というのは意匠的な意味合いがあり、「将来的には自家用車のように個人が所有し個人が移動するために用いられる乗り物になりたい」という願いが込められているとのことです。
操縦資格とか車庫証明とか国内法回りの事は国交省や経産省とのOHANASHIが待たれるところだと思います。
今回展示した両社とも、次の大阪万博で試験飛行する予定だそうです。楽しみですね。
機体の紹介
さて、今回お手伝いした『teTra MK-5』を紹介します。
機体番号:N155TA(米国で認定)
販売時期:2023年中(米国より販売開始・予約販売は実施中)
販売価格:USD 400,000
機体スペックなどの詳細はせっかくなので公式をご覧ください。
機体と来場者に触れた所感
機体の搬入から組立、説明員、解体、搬出までやりました。
固定翼の取り付け角度がすべて異なっていたり、機能分散による安全設計など、機能美を感じられる点が多く、ハードウェアの作りこみに感服いたしました。
来場者の方にも、回転翼の多さに驚き、安全面からの機能性に感心される方が多かったです。
他方、機体の大きさや主翼の数、電動での動力性能や搭乗人数などに興味を示す方もいらっしゃり、今後の機体開発の展望を尋ねられる方もいらっしゃいました。
「これを見たくて来たの!」と歓喜されている方もいらっしゃいました。
老若男女、多くの方にご覧いただいた展示でしたが、やはり空への憧れが強い世代の機体への期待の寄せ方は印象深かったです。
イベントの話
近未来な展示品で来場者を出迎え、環境保全への取り組み活動や研究報告などで啓蒙し、ステージ講演や体験型展示で考えたりとお堅さと面白さを兼ね備えたイベントであったと思います。
基本ブースで応対していたので、イベントを詳細に見て回ることはできませんでしたが、楽しい・ためになるコンテンツが充実していたと思います。
母校の入試担当の事務員が仕事で来ていたっぽいことには驚きましたが。
まとめ
空飛ぶクルマ、そろそろ飛ぶよ!
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